電気料金の乗り換えをご検討されている方であれば一度は目にする「Looopでんき」。
少しでも電気料金を安くしたい!と思うのはどこの家庭でも同じでしょう。
我が家もいざ乗り換えを考えていましたが、本当に我が家も安くなるの?と不安に思い、2020年の我が家の電気料金をベースに料金を比較をしてみました。
※本記事は2020年11月時点の料金を基準に計算しています。
【この記事はこんな方に向けて書いています】
・Looop電気への乗り換えをお考えの方
・Looop電気の料金シミュレーション条件とは異なる料金プランで契約されている方
料金プランが複雑で比較が難しいなぁ・・・。
家にいる時間が長い時から、少しでも電気代を安くしたいなぁ。
【結論】我が家の場合は「Looopでんき」へ乗り換えた方が安くなりました!!
是非、現在の電力料金と照らし合わせてこの記事を読んでください。
Looop電気とは?
株式会社Looopが提供する電力小売りサービスであり、2016年からサービスを開始。
2019年には電気+ガスのセットプランの提供も開始しています。
サービス開始以降、着実に契約者数を伸ばしており、2020年2月に実施した「電力会社についてのアンケート」において、「価格満足度」「サービス満足度」で第1位を獲得しています。
・Webから申込みするだけでOK!現在契約中の電力会社への解約手続き等は一切不要!
・解約手数料0円!契約期間の制約も一切なし!
など乗り換えをお考えの方には非常に申込易い仕組みとなっております。
※Looopでんきの支払い方法はクレジットカードのみのため、あらかじめご注意ください。
Looop電気は割引が多彩
Looopでんきではお住いの住宅の設備等による多彩な割引が用意されています。
今回比較する我が家では下記の設備がないため、割引が適用されません。
それでも安くなるのかな・・・?
ソーラー割
住宅用太陽光発電システムをお持ちの方でご自宅の屋根で発電した電力をLooopに供給する方には、 Looopでんきの「おうちプラン」「ビジネスプラン」へのご契約で、通常従量料金よりも1円値引きで電気を供給。
ソーラー割L
Looopの住宅用太陽光発電システムのLooopSolarをご購入いただいた方にLooopでんき+ ソーラー割の従量料金より、さらに!1円値引きで電気をご供給。
LoooP電池割り
Looopの住宅用蓄電池のLooopでんちをご購入いただいた方には、 Looopでんきの従量料金より3円下値引きで電気を供給。
EV割り
戸建て+自宅に充電器を設置している方+LoooP電気の利用者でEV者を所有している方は1円値引きで電気を供給。
料金体系の比較
それでは、各項目ごとに比較していきましょう!
料金比較の条件
モデルケースが我が家のため、我が家の設備に合わせた条件を設定します。
一般的な戸建てであればおおむね当てはまるご家庭が多いはずですので是非ご参考にしてください。
【我が家の仕様】
・3人家族
・戸建て(4LDK 2階建て)
・キッチン、給湯にガスを使用
・太陽光発電なし
・住宅用燃料電池なし
・EV車および充電器なし
今回比較する料金プラン
今回は下記の料金プランについて費用の比較をしたいと思います。もし、Looopでんきの割引に該当する設備をご使用中の方も比較できるように各種割引も模擬した計算を行います。
中部電力ミライズ
おとくプラン(契約容量:50A):一般的な家族世帯での使用を想定した料金プランです。
Looopでんき
おうちプラン:一般的な家族世帯での使用を想定した料金プランです。
※オール電化の住宅にお住いの方は「スマートタイムプラン」を検討しましょう。
我が家はオール電化住宅でないため、具体的な料金計算ができないので今回は比較対象外とさせていただきます。
電気料金の計算方法
電気料金は一般的に以下の式で算出されています。
電気料金=基本料金+電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金-割引
基本料金
基本料金とは電力をまったく使用しなかった場合でも毎月支払わなければならない料金です。
中部電力ミライズ・・・1,430円/月
Looopでんき・・・0円
電力量料金
電力量料金とは使用量に応じて支払う料金です。電力量料金は以下の式で算出されます。
電力量料金=(電力量料金単価±燃料費調整額)×電気使用量
電力量料金単価
中部電力ミライズ・・・以下のように使用量に応じて単価がテーブル分けされています。
使用量 | 電力量料金単価[円/kWh] |
120kWhまで | 21.04 |
120kWhをこえ300kWhまで | 25.51 |
300kWhおこえる | 28.46 |
Looopでんき・・・26.40円/kWh
燃料費調整額
燃料費調整額は以下のように説明されています。
電気料金のコストのうち、燃料費は経済情勢(為替レートや原油価格等)の影響を大きく受けることから、電力会社の経営効率化の成果を明確にするため、燃料費の変動を迅速に電気料金に反映させる制度です。1996年1月に導入されました。
引用:関西電力HP Q&A
この燃料費調整額は電力会社毎に毎月設定されます。
なおLooop電気の場合はHPで以下のように記載されています。
燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は旧一般電気事業者と同額のものを別途いただきます。
引用:LooopでんきHP おうちプラン料金表
参考までに中部電力ミライズの2020年1月~11月の「燃料費調整額」は以下の通りです。
中部電力ミライズ[円/kWh] | |
---|---|
2020年1月 | -3.31 |
2020年2月 | -3.45 |
2020年3月 | -3.45 |
2020年4月 | -3.45 |
2020年5月 | -3.47 |
2020年6月 | -3.50 |
2020年7月 | -3.56 |
2020年8月 | -3.68 |
2020年9月 | -4.03 |
2020年10月 | -4.59 |
2020年11月 | -5.29 |
数値が”-”ということはそれだけ電力量料金単価から減額されているということですね。
再生可能エネルギー発電促進賦課金
難しい名称で記載されていますが、電力を使用するすべての人が負担する費用で全国一律に単価設定されています。金額は以下の式で算出でき、どの電力会社でも同一の料金を負担する必要があります。
再生可能エネルギー発電促進賦課金=電気使用量×2.98円(2020年)
割引
各社で設定されている割引を比較します。
中部電力ミライズ・・・153円(カテエネ会員の場合)、102円(カテエネ会員でない場合)
Looopでんき・・・「ソーラー割」「ソーラー割L」、「LoooP電池割り」、「EV割り」があります。
料金比較結果
それでは、料金を計算した結果を発表します。
中部電力ミライズ[円] | Looopでんき(想定)[円] | Looopでんき(想定)[円] (ソーラー割orEV割適用時) | Looopでんき(想定)[円] (ソーラー割L適用時) | Looopでんき(想定)[円] (Looop電池割適用時) | |
---|---|---|---|---|---|
2020年1月 | 8,222 | 7,612 | 7,320 | 7,028 | 6,736 |
2020年2月 | 11,162 | 10,476 | 10,072 | 9,668 | 9,264 |
2020年3月 | 9,086 | 8,505 | 8,177 | 7,849 | 7,521 |
2020年4月 | 7,977 | 7,442 | 7,155 | 6,868 | 6,581 |
2020年5月 | 9,034 | 8,447 | 8,121 | 7,795 | 7,469 |
2020年6月 | 6,394 | 5,849 | 5,623 | 5,397 | 5,171 |
2020年7月 | 7,454 | 6,946 | 6,677 | 6,408 | 6,139 |
2020年8月 | 10,888 | 10,203 | 9,806 | 9,409 | 9,012 |
2020年9月 | 10,995 | 10,292 | 9,886 | 9,480 | 9,074 |
2020年10月 | 6,935 | 6,421 | 6,162 | 5,903 | 5,644 |
2020年11月 | 7,856 | 7,372 | 7,066 | 6,760 | 6,454 |
合計 | 96,003 | 89,563 (-6,440) | 86,063 (-9,940) | 82,563 (-13,440) | 79,063 (-16,940) |
割引を適用しなくても年間で6,000円以上もお得という結果になりました。すごい!
割引を最大限活用すると年間で16,000円以上お得ですね。
電力使用量別の金額比較
それでは最後に電力使用量毎に料金を算出してみましたのでご紹介します。
使用量に限らずLooopでんきの方が割安な結果となりました。要因はやはり基本料金0円の力ですね。
両社の差額をプロットすると以下のようになります。
電力をあまり使わない家庭では基本料金0円の恩恵で割安になり、逆に多く使う家庭にとっては電力量料金単価の恩恵でメリットが大きくなる傾向があります。
我が家は年間を通して200~400kWh/月の使用量なので比較的恩恵が少ない領域ですね。
それでも年間6,000円の節約効果があるのは非常に魅力的です。
まとめ
電気料金の乗り換えをご検討されている方であれば一度は目にする「Looop電気」。我が家をモデルケースにした料金比較結果では、年間6,000円以上お得な結果になりました。
電気代は必要不可欠なランニングコストです。乗り換えるなら損をしたくない!とだれもが思うはずです。
もちろん私もその一人ですが、今回の料金比較の結果をもとに電力会社の乗り換えを検討しようと考えています。
この記事が皆さまのお役に立てると幸いです。
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