電気料金の乗り換えをご検討されている方であれば一度は目にする「楽天でんき」と「LPIO(エルピオ)でんき」。
どちらも低価格の料金設定で魅力的ですね。でも、いざ乗り換えようと考えると本当に自分の家にあっているのか不安になることはよくあります。
そして何より比較しようと両社のホームページで料金プランを見比べてみたものの、料金プランが複雑で比較が難しいです。
両社の料金プランの構成が違うから計算が複雑で比較できない・・・。
契約容量?従量料金?難しい・・・。いったい我が家はどっちが安くなるの?
お任せください!面倒な計算、僕が全部やっておきました!
そこで、今回は両社を比較してあなたにあった会社を選ぶお手伝いをさせていただきます。
※本記事は2020年12月時点の料金・特典を基準に比較しています。
【この記事はこんな方に向けて書いています】
・生活のランニングコスト削減をご検討中の方
・楽天でんき、LPIOでんきを候補に乗り換え検討中の方
楽天でんき、LPIOでんきってどんな会社?
楽天でんきとは?
楽天モバイル株式会社が提供する個人・家庭向けの低圧電力供給サービスの「楽天でんき」。
2020年新電力切り替え満足度調査でも全3エリア(関東・中部・関西)で満足度第1位を獲得するなど乗り換えたユーザーからも高い評価を得ています。
楽天でんきの特典・割引
① 新規申込で3,000ポイントゲット!
楽天でんきに新規申込をすると楽天ポイントが3,000ポイントゲットできます!
楽天ユーザーはもちろん、これから楽天を利用される方にはとてもメリットのある特典ですね。
② 電気代の支払いで楽天ポイントが貯まる!
楽天でんき料金200円につき1ポイントが貯まります。更に楽天カードで支払いをすることで100円につき1ポイントが追加で貯まります。
つまり、楽天カードで支払いをすることで電気料金の1.5%が楽天ポイントで返ってくるうれしい特典です。
③ 楽天市場でのお買い物時のポイント還元率がUP!
楽天でんきは楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)対象で楽天でんきに登録&利用することで楽天市場でお買い物をするとポイントが+0.5倍UPします。
④ 電気料金は楽天ポイントで支払い可能
毎月の支払額を減らしたい方にはうれしいシステム!
楽天ポイントを使って電気料金の支払いをすることが可能です。
しかも、50ポイント単位で自由に使用可能なので月々の状況によって現金の支払い額を調整できる優れたシステムですね。楽天ヘビーユーザーならポイント全額支払いもできますね。
LPIOでんきとは?
株式会社エルピオが提供する電力小売事業であり、1965年創業で電力小売業のほかにもLPガスの供給および各種ガス機器の販売も手掛けています。
LPIOでんきの特典・割引
LPIOでんきは毎月の料金からの割引はございませんが、一定期間使用することでキャッシュバックを受けることができます。
【キャッシュバックキャンペーン】
期間:2020年12月1日~2020年12月31日
キャンペーン対象:期間内に新規でエルピオでんきをご契約したお客様
キャンペーン内容:11ヵ月目の金額から下記金額を割引
契約容量 | キャッシュバック金額 |
30A | 3,000円分 |
40A | 6,000円分 |
50A | 8,000円分 |
60A | 10,000円分 |
7kVA以上 | 20,000円分 |
結論!あなたにおすすめの電力会社はコチラ!
東北電力、東京電力、中部電力エリアにお住いの方
電力を多く使う人は「LPIOでんき」がお得。そうでない方は「楽天でんき」がお得です。
1ヵ月の使用量の目安は以下です。
契約容量 | 東北電力エリア | 東京電力エリア | 中部電力エリア |
---|---|---|---|
30A | 260kWh | – | 260kWh |
40A | 320kWh | 170kWh | 330kWh |
50A | 400kWh | 260kWh | 410kWh |
60A | 510kWh | 450kWh | 530kWh |
北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力エリアの方
どのエリアの方もLPIOでんきが割安になります。
1ヵ月の使用量別の差額の目安は以下です。
エリア | 100kWh 使用時[円] | 200kWh 使用時[円] | 300kWh 使用時[円] | 400kWh 使用時[円] | 500kWh 使用時[円] | 600kWh 使用時[円] | 700kWh 使用時[円] |
---|---|---|---|---|---|---|---|
北陸電力エリア | 59 | 118 | 177 | 236 | 295 | 354 | 413 |
関西電力エリア | 19 | 38 | 56 | 75 | 94 | 113 | 131 |
中国電力エリア | 80 | 160 | 239 | 319 | 399 | 479 | 558 |
四国電力エリア | 44 | 88 | 131 | 175 | 219 | 263 | 306 |
九州電力エリア | 47 | 95 | 142 | 189 | 236 | 284 | 331 |
比較する料金プランと注意点
今回比較する両社の料金プランは以下の通りです。
どちらも個人や一般家庭向けの料金プランです。
楽天でんき | LPIOでんき | |
北海道電力エリア | プランS | 提供なし |
東北電力エリア | プランS | スタンダードS |
東京電力エリア | プランS | スタンダードS |
中部電力エリア | プランS | スタンダードS |
北陸電力エリア | プランS | 使った分だけS |
関西電力エリア | プランS | 使った分だけS |
中国電力エリア | プランS | 使った分だけS |
四国電力エリア | プランS | 使った分だけS |
九州電力エリア | プランS | 使った分だけS |
沖縄電力エリア | プランS | 提供なし |
今回の料金比較の注意点
北海道電力エリア、沖縄電力エリアにお住いの方
北海道電力エリアと沖縄電力エリアにお住いの方は「LPIOでんき」のサービス提供エリア外です。
オール電化の住宅にお住いの方
今回比較する料金プランはオール電化住宅を想定した料金プランではございません。
※現在ご契約中の電力会社より料金が高くなる可能性がありますのでよくご検討下さい。
現在、契約容量20A以下で電力会社とご契約中の方
契約容量が20A以下の方は両社ともに契約することができませんのでご注意下さい。
両社を徹底比較!
それでは早速、両社を徹底比較したいと思います。
と、その前に。
電気料金の計算式をご存じですか?
両社の料金プランを比較する前に計算式を理解しておいた方がより理解度が増すため、簡単にご説明しておきます。すでにご存じの方は飛ばして頂いて構いません。
電気料金の計算方法
電気料金は一般的に以下の式で算出されています。
電気料金=基本料金+電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金-割引
この中で料金の比較をする際によく確認しておきたいのは以下の3項目です。
① 基本料金
基本料金とは電力をまったく使用しなかった場合でも毎月支払わなければならない料金です。
② 電力量料金
電力量料金とは使用量に応じて支払う料金です。電力量料金は以下の式で算出されます。
③ 割引
各電力会社や契約方法によって毎月の電気料金から一定額や一定割合の割引をしてくれます。
各社の割引・特典については冒頭の両社紹介をご確認下さい。
再生可能エネルギー発電促進賦課金は電力会社に関わらず同一の金額を支払う必要がありますので比較対象からは除外します。
東北電力エリア
両社を比較した結果
電力を多く使う人は「LPIOでんき」がお得。そうでない方は「楽天でんき」がお得です。
ひと月の使用量の目安は以下です。これよりひと月の使用量が多いか少ないかを基準にしましょう。
契約容量 | 使用量の目安 |
---|---|
30A | 260kWh |
40A | 320kWh |
50A | 400kWh |
60A | 510kWh |
料金体系の比較
基本料金
契約容量 | 楽天でんき[円] | LPIOでんき[円] |
---|---|---|
30A | 0.00 | 743.52 |
40A | 0.00 | 937.04 |
50A | 0.00 | 1,171.29 |
60A | 0.00 | 1,497.22 |
楽天でんきは基本料金0円!これが使用量が少ない家庭で安くなる理由ですね。
電力量料金
契約容量 | 楽天でんき[円/kWh] | LPIOでんき[円/kWh] |
---|---|---|
30A | 26.50 | 23.42 |
40A | 26.50 | 23.42 |
50A | 26.50 | 23.42 |
60A | 26.50 | 23.42 |
両社ともに契約容量に関わらず料金は一定ですが、LPIO電気の方が割安な料金になっています。
使用量が多いご家庭で安くなる理由ですね。
使用量別の料金比較
上記の基本料金、電力量料金をもとに電力使用量毎の料金目安をグラフ化してみました。
※楽天でんきは200円につき1ポイントのポイント分も加味した料金を計算しています。
どうでしょうか?少しわかりずらいですがおおよそ250~500kWhの間で楽天でんきとLPIOでんきの料金が逆転しているのが分かるでしょうか?
もう少しわかり易いようにLPIOでんきの料金から楽天でんきの料金を引き算した差分をグラフ化してみました。
これだとわかり易いですね。電力の使用量によってどちらの電力会社がお得になるのか明確に分かりますので、東北電力エリアにお住いの方は是非ご参考にして下さい。
東京電力エリア
両社を比較した結果
電力を多く使う人は「LPIOでんき」がお得。そうでない方は「楽天でんき」がお得です。
ひと月の使用量の目安は以下です。これよりひと月の使用量が多いか少ないかを基準にしましょう。
契約容量 | 使用量の目安 |
---|---|
40A | 170kWh |
50A | 260kWh |
60A | 450kWh |
料金体系の比較
基本料金
契約容量 | 楽天でんき[円] | LPIOでんき[円] |
---|---|---|
40A | 0.00 | 1,086.80 |
50A | 0.00 | 1,344.20 |
60A | 0.00 | 1,613.04 |
楽天でんきは基本料金0円!これが使用量が少ない家庭で安くなる理由ですね。
電力量料金
契約容量 | 楽天でんき[円/kWh] | LPIOでんき[円/kWh] (~120kWhまで) | LPIOでんき[円/kWh] (121~300kWhまで) | LPIOでんき[円/kWh] (301kWhから) |
---|---|---|---|---|
40A | 26.50 | 18.84 | 23.03 | 25.78 |
50A | 26.50 | 18.84 | 23.03 | 25.78 |
60A | 26.50 | 18.65 | 23.03 | 25.78 |
LPIOでんきは契約容量や使用量によって料金が変動しますが、どのテーブルでもLPIO電気の方が割安な料金になっています。
使用量が多いご家庭で安くなる理由ですね。
使用量別の料金比較
上記の基本料金、電力量料金をもとに電力使用量毎の料金目安をグラフ化してみました。
※楽天でんきは200円につき1ポイントのポイント分も加味した料金を計算しています。
傾向はおおむね東北電力エリアと同じでおおよそ170~450kWhの間で楽天でんきとLPIOでんきの料金が逆転しているのが分かるでしょうか?
東北電力エリアと同様にもう少しわかり易いようにLPIOでんきの料金から楽天でんきの料金を引き算した差分をグラフ化してみました。
これだとわかり易いですね。電力の使用量によってどちらの電力会社がお得になるのか明確に分かりますので、東京電力エリアにお住いの方は是非ご参考にして下さい。
中部電力エリア
両社を比較した結果
電力を多く使う人は「LPIOでんき」がお得。そうでない方は「楽天でんき」がお得です。
ひと月の使用量の目安は以下です。これよりひと月の使用量が多いか少ないかを基準にしましょう。
契約容量 | 使用量の目安 |
---|---|
30A | 260kWh |
40A | 330kWh |
50A | 410kWh |
60A | 530kWh |
料金体系の比較
基本料金
契約容量 | 楽天でんき[円] | LPIOでんき[円] |
---|---|---|
30A | 0.00 | 743.52 |
40A | 0.00 | 937.04 |
50A | 0.00 | 1,171.29 |
60A | 0.00 | 1,497.22 |
楽天でんきは基本料金0円!これが使用量が少ない家庭で安くなる理由ですね。
電力量料金
契約容量 | 楽天でんき[円/kWh] | LPIOでんき[円/kWh] |
---|---|---|
30A | 26.50 | 23.62 |
40A | 26.50 | 23.62 |
50A | 26.50 | 23.62 |
60A | 26.50 | 23.62 |
東北電力エリアと同様、両社ともに契約容量に関わらず料金は一定ですが、LPIO電気の方が割安な料金になっています。
使用量が多いご家庭で安くなる理由ですね。
使用量別の料金比較
上記の基本料金、電力量料金をもとに電力使用量毎の料金目安をグラフ化してみました。
※楽天でんきは200円につき1ポイントのポイント分も加味した料金を計算しています。
傾向はおおむね東北電力エリアと同じでおおよそ260~530kWhの間で楽天でんきとLPIOでんきの料金が逆転しているのが分かるでしょうか?
東北電力エリアと同様にもう少しわかり易いようにLPIOでんきの料金から楽天でんきの料金を引き算した差分をグラフ化してみました。
これだとわかり易いですね。電力の使用量によってどちらの電力会社がお得になるのか明確に分かりますので、中部電力エリアにお住いの方は是非ご参考にして下さい。
北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力エリアの方
上記のエリアにお住いの方は料金プランが非常にシンプルになるため比較がしやすいので、まとめてご紹介したいと思います。
両社を比較した結果
どのエリアの方もLPIOでんきが割安になります。
基本料金
契約容量 | 楽天でんき[円] | LPIOでんき[円] |
---|---|---|
全容量 | 0.00 | 0.00 |
上記エリアにお住いの方はどちらの電力会社も基本料金が0円です。
電力量料金の差のみで比較が可能なので非常にシンプルでわかり易いですね。
それでは早速、比較してみましょう。
電力量料金
エリア | 楽天でんき[円/kWh] | LPIOでんき[円/kWh] |
---|---|---|
北陸電力エリア | 22.00 | 21.30 |
関西電力エリア | 22.50 | 22.20 |
中国電力エリア | 24.50 | 23.58 |
四国電力エリア | 24.50 | 23.94 |
九州電力エリア | 23.50 | 22.91 |
すべてのエリアにおいてLPIOでんきの方が安い結果となっています。
使用量別の料金比較
上記の基本料金、電力量料金をもとに電力使用量毎の差額を表にまとめました。
※楽天でんきは200円につき1ポイントのポイント分も加味した料金を計算しています。
エリア | 100kWh 使用時[円] | 200kWh 使用時[円] | 300kWh 使用時[円] | 400kWh 使用時[円] | 500kWh 使用時[円] | 600kWh 使用時[円] | 700kWh 使用時[円] |
---|---|---|---|---|---|---|---|
北陸電力エリア | 59 | 118 | 177 | 236 | 295 | 354 | 413 |
関西電力エリア | 19 | 38 | 56 | 75 | 94 | 113 | 131 |
中国電力エリア | 80 | 160 | 239 | 319 | 399 | 479 | 558 |
四国電力エリア | 44 | 88 | 131 | 175 | 219 | 263 | 306 |
九州電力エリア | 47 | 95 | 142 | 189 | 236 | 284 | 331 |
エリアによってバラツキはありますが、年間で数百円~数千円の節約に繋がります。
電気料金を少しでも安くしたい!とお考えの方はLPIOでんきの方がお得です。
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