冬といえばスノーボード。ターンを極めたい!キッカーでジャンプしたい!ジブをこすりたい!ハーフパイプにチャレンジしたい!同じスノーボードという名称でも様々な楽しみ方がある魅力的なスポーツです。しかし、ある程度練習をしてみると思った技が決まらない。もっと上達したいけどどんな方法があるのか分からない。こんな疑問に当たる時があるはずです。そこで今回はそんな疑問を解決するために、スノーボードの上達メソッドをご紹介したいと思います。
【この記事はこんな人向けに書いています】
・スノーボードを本格的に始めたいけど何から演習すればいいか分からない人(初心者向け)
・180や360など練習しているけど、なかなか上達せず伸び悩んでいる人(初・中級者向け)
スタイルを決めよう!
スノーボードと言ってもキッカー、ジブ、ハーフパイプ、グラトリ、フリーランなど様々なスタイルがあります。その中でどのスタイルで上達したいのか考えてみましょう。
スタイルによって道具の選定や練習方法が変わるからです。
おそらく初心者、初級者で多いのはキッカーやグラトリだと思います。
私自身はキッカーが大好きでした。その他、ジブも少々、グラトリは苦手( ゚Д゚)。ハーフパイプは怖すぎ。キッカーが好きな理由はシンプルにかっこいいからです。
リフト沿いのあるキッカーで技を決めた時の気分は最高!完全に自己満足の目立ちたがり屋です。
でも、同じようにかっこいいから!ってのがスタイルを決める大きな要素だと思います。
自分がこれからどんなスタイルで上達したいのか是非、考えてみましょう。
上達メソッド①:映像コンテンツや本を読もう
これはスタイル問わずどなたも実践する方法だと思います。
スキルアップというよりはどんな技があるのか?どんなアプローチや体使いをするのか?などを映像をみて研究できます。学校でいうところの座学に相当します。
DVDやYouTubeなどの映像コンテンツでプロライダーたちの技を見て研究することでお手本となる技を何度も見ることができます。特に自分がどんな技を習得したいのかを明確にしておくことでピンポイントで映像を検索出来ます。最近ではHow to関連の動画や本もたくさんあります。要所要所のポイントを解説してくれていおり非常に有効です。
上達メソッド②:自分の滑りを見てみよう
DVDなどでイメトレをしたら、いざ実践。でも思ったように技がきまらない。なんてことはよくあること。もう一度映像コンテンツ等で学習しなおして反復練習もいいですが、さらにおすすめな方法は自分の滑りを録画することです。これをやっていない人は案外多いです。
一番大切なのは自分の滑りが想像や理想とどう違うのか?を理解することです。
アプローチの軌道、腰や目線の送り方など細かくチェックすることができます。
DVDなどで見た見本のスタイルと自分のスタイルを比較することで次に何を直せばよいのか何度も見直して確認することができます。
手本を見るより自分を見る!これ大切ですよ。
ただ、1人では撮影ができないので友人等に撮影の協力をしてもらいましょう。
※オフトレ施設の場合はカメラがついていたり、自分のカメラを邪魔にならないところに置いて撮影しながら滑ることが可能な施設もあります。
上達メソッド③:キャンプに参加してみよう
これは最も有効な手段です。みなさん、キャンプってご存じですか?
スキー場や量販店、ショップ等が主催になってプロやライダーの方々から直接指導してもらえるイベントです。
ターンやキッカーなどカテゴリに分けて開催される場合が多く。泊りで開催することも多いです。
「① 映像コンテンツや本」、「② 自分滑りを見てみよう」はあくまで自分の目で悪いところ確認しながらスキルアップする方法ですが、キャンプに関しては自分よりはるかに上手い人たちに自分の滑りを見て指導してもらえるので格段に上達します。
サッカーや野球を習うとき、必ず指導者がいますよね?
スノーボードも同じで適切な指導を受けた人はその後の成長が圧倒的に早いです。
今まで気にしていなかったターンの重要性、目線の送り方、上半身の回し方やタイミングいろんな発見ができます。
特に皆さんの生活圏にある最寄りのスノーボードショップが主催するキャンプがおすすめです。
理由は人脈が作りやすいことです。普段からそのショップを利用しているお客さんが参加するため、キャンプのみではなくショップに通ってライダーの方やお客さんと情報交換できたり、相談に乗ってもらったりできるチャンスが多いです。
またスノーボードショップはアットホームな雰囲気の店が多いです。
是非一度、最寄りのスノーボードショップに足を運んでみましょう。もし不安ならキャンプについて話を聞いて雰囲気を確認してみるだけでも良いと思います。
上達メソッド④:オフトレしよう!
ここまで実践してきたらあとは繰り返すのみ。多くの方はシーズン中に滑れる回数に制限があるはずです。天候や雪の状態によってはシーズン中に十分な練習量が確保できないこともあります。
もっと練習したいけど冬まで我慢できない。
そんな方におすすめなのがオフトレ施設の有効活用です。
※どの施設にも安全に利用するため、必要なアイテムや注意事項がありますのでご利用の際は各ホームページをよくご確認ください。
【オフトレ施設の種類】
・室内ゲレンデ
室内に小規模のゲレンデを作り練習できる施設です。国内に3施設(神奈川県、山梨県、岐阜県)と施設自体が少ないですがキッカーやジブ、ハーフパイプの練習が可能です。料金や注意事項等については各施設のホームページをご確認ください
・マットジャンプ
キッカーの練習施設です。ランディング(着地)の部分がマットになっており、実際のゲレンデよりも安全に練習することが可能です。キッカーのサイズも初心者用から上級者用まで用意されており、自分のレベルにあった練習が可能です。施設数も国内12カ所と多いのでキッカーの練習をしたい方には利用しやすい施設かと思います。
※マットジャンプは板のエッジをダリングしないといけません。
使用しなくなった古い板を利用するかレンタルすることをおすすめします。
・ウォータージャンプ
マットジャンプと似ていますが着地がマットではなくプールに着水します。ライフジャケットを着用してジャンプし、着水後は岸まで泳ぎます。(これがめちゃめちゃキツい!)
ジャンプの練習とプール気分を同時に満喫できる面白い施設です。
施設数もマットジャンプと同程度の国内11カ所と多いのでキッカーの練習をしたい方には利用しやすい施設かと思います。
こちらもキッカーのサイズが初心者用から上級者用まで用意されております。ただし、水面への着水はバランスを崩すと意外と衝撃が大きいです。自分のレベルにあったサイズで練習しましょう。
・サマーゲレンデ
雪のないゲレンデにマットを敷いて滑る施設です。地面が固いので転倒時のケガのリスクがあります。したがって技の練習には向いていませんが、純粋にターンを楽しみたい方には最適なのオフトレ施設です。
まとめ
スノーボードの上達には①お手本をみる。②自分の滑りをみる。③自分より上手い人に指導してもらう。特に③>②>①の順に上達する発見は多いでしょう。そして自分の技にするために最後は練習あるのみです。スタイルによらず共通して活用できる練習法だと思いますので是非ご参考にしてください。練習の先にあるのはゲレンデのヒーローです。
来シーズンのヒーローになるために安全に楽しく練習しましょう。
それではみなさんの楽しいスノーライフを応援しています。
コメント